新NISAに1年間投資をした結果を発表します!

お金のこと

新NISAとは

はじめに、NISAを良く知らない方のために、新NISAがいかにお得な制度であるかを簡単に説明します。

NISAはNippon Individual Savings Accountの略で、日本語では「少額投資非課税制度」となっています。日本政府は現在、絶賛、推進中の金融優遇制度です。
意外と知らない方が多いのですが、NISAは10年ほど前(2014年1月)にスタートしました。しかし、世間から注目されるようになったのは、ここ最近のことです。特に、新NISAが始まる前年の2023年ぐらい大きな注目を集めるようになりました。

進化するNISA

2014年の始まったNISAはその後、少しずつ改正を行いながら、進化を遂げてきました。2016年にはジュニアNISAがスタートし、2018年1月にはつみたてNISA、そして2024年からは新NISAがスタートしました。改正される毎に、使いやすく、お得な制度になっています!

NISAのここがスゴイ!

  • 非課税期間が無期限!
  • 制度が恒久化!
  • 投資枠が拡大(つみたて投資枠と成長投資枠を併せて年間360万円)!
  • 非課税限度額が総額で1,800万円に引き上げ!

NISA制度はずっと続くらしいので、安心して投資できますね。この制度は首相が変わっても、与党が変わっても続きそうです。踊子がそう思う理由は、以下のとおりです。

政府はなぜ、熱心にNISAを推奨しているのか

はじめに、なぜ政府はNISAのような金融優遇措置を作ったのでしょうか。国というものは国民を管理するために、アメとムチを上手に使い分けてきました。過去には増税をする一方で年金を増やして高齢者のご機嫌をとったり、子育て支援金をばらまくなどしてきたのも、そういった政策の一つです。多くの知識人たちが、NISAは2025年問題に関連する増税を誤魔化すためのアメではないかと言っています。

たしかに、それも縁因ではあると思います。しかし、踊子が見るに、政府は2025年よりも何十年も何百年も先を見据えているのだと思います。現在、日本は世界一の高齢化社会となっており、生まれてくる子供の数も減っています。今後、衰退していくのは目に見えています。また、物価と税金はどんどん上がっていくのに、給与は増えません。先進国の中でも日本だけが、30年間、給与水準がほぼ横ばい状態です。
年金制度は崩壊しないかもしれませんが、年金支給額は将来的にはお小遣い程度になるでしょう。つまり、今後は今までのように国に頼れないということです。国民一人一人が自力で生き延びる策を身に着けなければなりません。その時に役立ってくるのが、NISAのような制度です。
うがった見方かもしれませんが、国はNISAを使って国民に自己防衛資産を増やさせようとしているのではないでしょうか。そうすれば、物価や税金が高くなっても、年金が少なくなっても、国民は自力で生きていけるので、あまり文句は言いません。NISA制度を立ち上げたことで国民からは感謝され、国の負担は減る。政府にとっては、良い事尽くしなんですよ。「お前ら、国に頼らず、自分でちゃんと将来に備えておけよ」そんな思惑が見え隠れします。

一方で、NISAにも興味を示さず、目先の快楽を追求し、将来に備えないキリギリス派の人達も多くいるでしょう。これらの人達は将来、かなり苦しい生活になるかもしれません。
「困ったら、生活保護を受給すればいい」と思う方もいるかもしれませんが、国力が下がり続ければ、生活保護費もなかなか受給できなくなると思います。キリギリスは死ぬまで老体に鞭打って働くしかなくなるかもしれません。

株式投資が定着しているアメリカと違って、日本では株式投資は限られた富裕層か、一発逆転を狙うキャンブラーが行うものというイメージがあります。しかし、NISAの登場で株式投資がかなり一般化しました。

これまで、株式や投資信託から得た利益や配当には、20%の税金が課せられていました。このバカ高い税率は、投資ができるほどの余裕のある富裕層からはたくさん税金を取っても良いという前提で設定されている税率です。
しかし、NISAは一般庶民が少額の資金を賢く運用して、自己防衛資産を増やすことを前提としているため、株式投資から得た利益には税金がかかりません。但し、NISAで投資できる上限金額は1,800万円と決まっています。1,800万円はかなり大きい金額のように感じますが、老後資金として考えると、けして贅沢ができる額ではありません。非課税なのも納得です。

NISAは100円から始められる!

お一人様貧困層の踊子がNISAを始められたのは、新NISAが100円から始められるシステムだからです。上述したように、NISAは少額から始められる投資制度です。つまり、庶民でも簡単に投資が始められる環境を作ってくれている制度なのです。

ご参考までに、毎月100円投資すると利子がどのくらいになるのかご紹介します。
毎月100円は非現実的な設定ですが、40年間投資を続けると、最終的には投資金額の約2倍の92,606円(元本:48,000円)になります!
今の日本では、銀行預金が1億円あっても、利子が年に約2万5,000円にしかならないことを考えると、ものすごい利回りです!
なぜそんなに増えるのかと言うと、NISAで資金を運用した場合、利回りは3%~5%であり、さらに複利方式(利子に利子が付く)で雪だるま式に増えるからです。
一方、普通預金は単利方式(元本にしか利子が付かない)なので、NISAと比較すると大きな差が出るのです。一般に、投資金額が大きければ大きいほど、福利の力を実感できます。

NISAに月1万円を1年間、投資した結果

「銀行員の甘言に惑わされてはいけません!」の中でも話した通り、NISAを始めるためにみずほ銀行へ行った踊子は、銀行員の甘言に乗せられて、有り金全部を外貨建て個人年金に注ぎ込んでしまいました。
さらに、私自身も勉強不足でしたし、ブレインフォグのせいで頭が回らなかったせいもあり、愚かな選択をしてしまいました。

手持ち資金がなくなった踊子は、仕方なく、わずかな収入の中から毎月1万円をNISAに投資することにしました。
月1万円でも踊子には厳しかったのですが、今はやっておいて良かったと思っています。しょぼい投資でしたが、1年間続けた結果が出ましたのでご報告します。

踊子が2024年1月から12月まで1年間、月1万円(計12万円)を投資した結果は、以下のとおりです。

120,000円投資して、143,116円になりました。23,116円の増です。👏👏👏
嬉しいですね!ただ、外貨建て個人年金に注ぎ込んだ分のお金をNISAに使っていたらもっと利益が出ていたと思うと残念でもあります。
しかし、過去を悔やんでも仕方がありません。これから、十年かけてNISAでゆっくり取り戻します。
(年齢的に最長でも10年ぐらいしか投資できないと思いますが…)
踊子が選んだ銘柄は、「たわらノーロード先進国」と「たわらノーロードSP500」です。これらに、毎月5,000円ずつ投資しました。NISAは銀行にとってうま味が少ない商品なので、あまり熱心には説明してくれませんでしたが、
また、後で知りましたが、「ノーロード」は購入時に手数料がかからないファンドのことを指すのだそうです。「ノーロード」の銘柄を勧めてくれたことには感謝しますが、大きくぼったくって、ちっさい所だけ、誠実に対応してくれてもなぁ…って感じです。

これらの株取引は2024年12月末で止めています。今はNISAを楽天証券に移行する準備をしています。その事についても、いずれ報告します。
これらの株は今もみずほ銀行に預けたままですが、取引は中止しているので、利子も増えません。
NISAの売却には税金は掛かりませんが、株価の変動が反映されるので上記の額面どおりにはなりませんし、売却手数料が掛かります。

NISAを始める前に、PayPayのポイント運用で株式投資の練習

世の中はNISA景気に浮かれ騒いでいますが、私たち中高年にとって株式投資はかなりハードルが高いですよね。
しかし、Z世代では、約3割の人がNISAを始めているとの報告もあります。中高年も負けてはいられません。新しい事に尻込みせず、若者たちを見習って果敢にチャレンジしていきましょう!「面倒くさい」に負けてはいけません!正直、ネット回線の切り替えより、何倍も簡単です!

引用元:「Z世代とはたらく」青木ぽんろさん

踊子はNISAを始める前に、PayPayアプリの「ポイント運用」で2年ぐらいしていました。
中高年でも、スマホにPayPayアプリをダウンロードした人は多いのではないでしょうか?その後、頻繁に使っている人もいれば、なんとなく使わなくなったままの人もいると思います。
踊子もダウンロードした直後はPayPayをよく使っていましたが、あまりお得感が感じられなかったので、しばらくは使っていませんでした。
しかし、NISAが気になり始めたので、PayPayの「ポイント運用」で株式投資の練習をしてみることにしました。その間に、「つみたてNISA」制度が終了し、「新NISA」に変わっていましたが、そんな事も知りませんでした。

PayPayの「ポイント運用」は、お買い物で貯まったポイントを株式投資に使えるという優れものです。ポイント運用で株式投資の練習をしてみて、本格的に株式投資を始めたくなったら、PayPayアプリからPayPay証券の口座開設ができるようになっています。
私の場合は、スマホにマイナンバーカードの読み取り機能が付いていなかったため、残念ながらPayPay証券でのNISA口座の開設はできませんでした。
しかし、今は何も考えず、他社との比較もせず、安易にPayPay証券にNISA口座を開設しなくて良かったと思っています。

話は逸れましたが、私が選んだのは、米国株500に連動する「スタンダードコース」でした。この時点では、株式投資をちゃんと勉強したわけではなく、どこかで聞きかじった情報を基に、一番安定している銘柄に投資しました。

なんとなく貯めていたPayPayポイント3,090ptを米国株500に投資した結果、2年後には558ポイント(558円)増えて、3,648ポイント(3,648円)になっていました。18.06%増です!
額は小さいですが、今の日本で銀行に3,000円を預けて、2年後に500円の利子が付くということはありませんから、素直に凄いと感じました。
ちなみに、このブログを始めるまではPayPayのポイントのことなどほとんど忘れていました。2年間、ポイントを放っておいたら、お金が勝手に働いてくれてました。

さらに、2.5年後の現在は、3985ポイント(27.19%増)となっています。 ポイントは今も放ったらかしです。利子は846ポイント(846円)です。


PayPayの「ポイント運用」はゲーム感覚で始められるので、ちょっとだけ試してみたい人、株式投資に二の足を踏んでいる方にもお勧めです。

いかがでしたか?ブレインフォグに罹っている踊子でさえもできるのなら、自分もやってみよう!自分でもできそう!と思った方がいらっしゃったのではないですか?
まだNISAを始められていない方も、焦る必要はありません。今のところ、日本政府はNISAは永久に続く制度だと言っています。
一般に、「投資は若ければ若いほど有利」と言われているのは事実です。なぜなら、適正な投資であれば、長く続けるほど利益がでるからです。
しかし、中高年でも始めないよりは始めたほうが良いに決まってます。今からだって始められるし、今すぐにではなくても、その気になりさえすれば、千円からだって始められます。
皆様のご健闘をお祈り致しております。

笛吹き踊子より




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