貧乏人が貧困から抜け出せない理由 貧乏人の特徴26選!

ちょっと深い話

こんにちは、貧困層の代表の笛吹き踊子です。このブログは「貧困層の、貧困層による、貧困層のための情報発信ブログ」です。貧困層の方もそうでない方も読んで楽しめるような記事を心掛けています。でも、富裕層の人がこんな記事を読んでも面白くないかもしれません。もし、富裕層でこの記事を面白いと思える人がいたら、その人は貧困層だった経験のある人かもしれません。

今回のテーマは自戒も込めて、ズバリ、「貧乏人が貧困から抜け出せない理由 貧困層の特徴26選」です。
世の中では、「お金持ちになりたければ、お金持ちの真似をしろ」とよく言われます。お金持ちの行動、思考法、習慣を真似するのがお金持ちになる近道だと…
それが真理なら、「貧乏になりたくなければ、貧乏人と同じことするな」というのも真理だと思います。貧乏人の特徴を学ぶのは、けして無駄なことではないと思います。

貧すれば鈍する

「貧すれば鈍する」は、論語の中でもかなり有名な言葉ですよね。この言葉の意味を広辞苑で調べると、次のように書いてあります。「貧乏になると、生活の苦しさから、知恵や精神の働きが鈍り、愚鈍になること。また、貧すると、さもしい心をもつようになること」
なかなか手厳しいことが書いてありますね。「貧すると、さもしくなる」とまで書かれています。しかし、悲しいかな、これは本当です。踊子も、自分で言うのもなんですが、かなり「さもしく」なってしまいました😢

「貧すれば鈍する」に似た言葉で、「小人きゅうすればこれらんす」という言葉もあります。これは、「徳のない品性の卑しい人は、困窮すると自暴自棄になり悪事を行う」という意味です。つまり、貧すると「無敵の人」になってしまうということです。
「お金より心が大切」などと綺麗事を言っても、結局、お金がなければ心は荒んでしまいます。
「清貧」という言葉もありますが、清貧を保てる人は少数で、多くの人は貧困に陥ると卑しく、浅ましくなるのではないでしょうか。
例えば、街角で無料のティッシュや試供品を配っている人から、ありがとうも言わずに奪い取るように貰う人、一人で何個も持ち去る人などその典型だと思います。
また、タイムセールで半額になったお惣菜を他の人をイライラしながら押し分けて取ろうとする人なども、相当、卑しい表情をしています。
まあ、こんな世界はお金持ちには分からないと思いますが、踊子は確実にそちら側の世界に住んでいます (>_<)

しかし、貧困の一番、恐ろしいところは、心や言動が卑しくなるだけでなく、頭の働きまで鈍くなってしまうところです。頭の働きが鈍くなると正常な判断ができなくなります。仕事でもミスを繰り返し、その結果、失職したり、誤った選択をして更なる貧困に陥ってしまいます。

そんな貧困者の実態を描いたのが、鈴木大介さんの著書「貧困と脳」です。「働かない」のではなく「働けない脳」になっている貧困当事者たちに実態を描いたベストセラーです。
「貧困と脳」は発達障害や境界知能の方たちを題材にしたノンフィクションです。発達障害や境界知能の問題を抱えている人は、脳の特性のせいで普通の事が普通にできません。引きこもりや生活保護受給者の中には、かなりの割合で発達障害や境界知能の人がいると言われています。近年、この手の本が多く出版されるようになり、彼らに対する認識も変わりつつあるようです。
しかし、定型発達の人でもストレスや精神疾患、怪我や病気(脳の損傷、脳梗塞、痴呆症)などによって同じ状況に陥ることはあります。

「貧困と脳」から一部を抜粋します。
「彼らは脳の特性から、勉強しようと思ってもやる気がでず、人間関係が破滅的に下手で、要領が悪いので何をやっても怒られ、仕事が続かず、部屋の中にゴミを溜め込み、お金がないと言いつつ、高価な肉を買っては冷蔵庫の奥で腐らせ、闇金からお金を借りて、借金を返そうとします。」

このような人達の脳には以下のような共通点があります。
・頭の中が常に濁っている
・頭の中がいつも騒がしい
・耳が遠い感覚がある(聴覚は正常だが、相手の言っていることが理解できない)

しかし、定型発達の人でもストレスや精神疾患、怪我や病気(脳の損傷、脳梗塞、痴呆症)などによって同じ状態に陥ることはあります。

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脳のパフォーマンスが落ちると貧困に陥る

貧困に陥る人は次のような負のループを繰り返しています。

  1. 貧困
  2. お金のないストレス
  3. 未来への不安
  4. 恐怖による思考停止 
  5. さらなる貧困
  6. さらなる不安
  7. さらなる恐怖

貧困はある意味「環境」ですから、環境が変われば抜け出せる可能性があります。しかし、一度、貧困に陥ってしまうと、負のループからなかなか抜け出せだせないのが実情です。

例えば、失業すると、お金がなくなります。お金がなくなると、不安になり、頭の働きが鈍くなります。頭の働きが鈍くなると、家賃の督促状が来ても開封せずに放置してしまいます。その結果、住む場所を失ってしまいます。
また、長い間、配偶者の暴力に怯えてきた人なども正常な判断ができなくなってしまいます。逃げ出すことも、助けを求めることも考えつかなくなり、思考停止状態になってしまいます。その結果、早めに対処していれば何とかなったものを、心も体も壊れるまで暴力に耐えてしまう… このような状態はまさに、「貧すれば、鈍する」です。
このような状態が長く続くと、鬱病などの精神疾患も発症しやすくなり、脳の働きはさらに鈍くなってしまいます。

貧困に陥る人達には共通点が多いのですが、これまでそれらの共通点は明確に言語化されていませんでした。しかし、行政の担当者の間では昔からこのような特性が、漠然とではありますが認識されていました。そのため、貧困層世帯への援助もそういった彼らの特性を理解した上で実施されています。

例えば、住民税非課税世帯(住民税が免除になっている低所得世帯)には、国からの給付金が配布されることがありますが、このような給付金は基本的には何の手続きをしなくても貰えるようになっています。
上述したように、住民税非課税世帯、言い換えると低所得世帯は大切な書類を開封しかなったり、開封しても書類の内容が理解できなかったり、書類に署名して提出することができなかったりするので、行政はこれらの手続きを徹底的に排除しています。低所得世帯はただ、行政からの通知を受け取るだけでOKとしたのです。書類を開封しなくても、署名して提出しなくても、通知を受け取るだけで、給付金を貰う意志があるとみなされるのです。

一方、普通の人達に給付金を配布する場合は、所定の書類に署名・捺印し、必要であれば書類を添付して期限まで提出するよう義務付けられています。
例えば、コロナ渦のときの特別給付金などは、皆さんも銀行口座を記入し、署名・捺印して提出した記憶があると思います。

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貧困層の特徴26選

貧困に陥る人は、ある意味なるべくしてなっています。彼らはなぜ貧困に陥ってしまうのでしょうか?貧困層の特徴は以下の26個です。これらの特徴は、発達障害や境界知能の方のように生まれつきの脳の特性というよりは、性格や考え方、生き方の問題が大きいです。

  1. 他責思考
    貧困に陥りがちな人は、とくかく他責思考の人が多いです。なんでも他人のせいにして、言い訳ばかりします。誰かのせいにして一時的には逃げられても、信用は永久に失われてしまいます。長い目で見れば大きな損失です。
    誰も自分の人生からは逃げられません。自分のケツは自分で拭くしかないのです。
  1. 変化を嫌う
    人は本能的に変化を嫌う生き物です。変化は不安や恐れをもたらしますし、煩わしさもつきまといます。そのため、現状に不満があっても、変化を回避してしまいます。
    しかし、変化がなければ新しい知識も身に付かず、視野も広がらないままです。今までの選択が今のあなたを作ってきたのです。それと同じ選択を繰り返しても、今の以上の結果は得られません。
    変化を拒みたくなる気持ちが大きければ大きいほど、自分を変えるチャンスです。ダメモトで心が拒否する方向へ進んでみましょう。そうでもしない限り、人は変れません。長年生きてきて、凝り固まってしまった考え方や価値観を変えることもできません。
    「でも」という言葉は、私達を今の場所に止めさせます。「でも」という言葉を使いそうになったら、「このままで良いのか?」と自分に問うてみましょう。
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  1. 同じ過ちを何度も繰り返す
    貧困に陥りがちな人は仕事でも人間関係でも、同じ過ちを何度も繰り返しがちです。それも当然です。なぜなら、そういった人達は基本的に他責思考で自分を顧みることがないからです。
    しかも、「自分は優秀」、「自分は正しい」と本気で思っているため、何があっても自分の意見や考え方を曲げまようとはしせん。そのため、場所や相手、環境が変わったとしても、人生のありとあらゆるフェーズで同じような過ちを繰り返してしまいます。
  1. 感情に振り回されてお金を失う
    感情的な人は感情に振り回されて、論理的な判断ができません。怒り、妬み、劣等感、見栄、承認欲求などの負の感情に振り回されて、行動したり、判断すると、最終的には後悔することになります。
    また、怒りの沸点が低く、小さなストレスにも耐えられません。感情を抑えるべき局面だと分かっていても、自分を制御できず、感情を爆発させてしまいます。
    また、ストレスから散財することが多いのもこの人達の特徴です。ストレスによる散財は、わずかな快楽しかもたらさず、それに反比例して後悔は大きくなります。

    偏桃体は怒り、不安、恐怖などのマイナスの感情に結び付いている器官ですが、ここが暴走すると、脳がハイジャックされ、前頭葉の働きが鈍くなってしまいます。前頭葉は感情の抑制を司り、冷静な判断ができるようにする器官です。
    発達障害の方は生まれつき、この偏桃体が過活動になっており、反対に前頭葉の働きが鈍くなっています。
    感情に振り回されると、仕事や人間関係にも負の影響がでますし、冷静な判断ができないので金銭的な損失にもつながってしまいます。その結果、貧困に陥りやすくなります。
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  1. 努力ができない
    貧困に陥りがちな人は、地道な努力を続けることができません。ようするに、我慢ができないのです。また、すぐに結果が出ないと、途中で投げ出してしまいます。努力もせずに派手な成功を追い求め、地味な努力を馬鹿にしますが、自分ではそれに気づいていません。
  1. 長期的な視点が持てない
    貧困から抜け出せない人は、長いスパンで物事を考えられません。せいぜい数日から数ヶ月ぐらいの短期的な視点でしかありません。常に目の前の利益や快楽を選択し、数年後、数十年後の利益をドブに捨てます。
    一方、お金持ちは情報収集とお金の勉強に時間を割き、数年から数十年の視点で物事を考えます。長期のインデックス投資などが典型的な例です。そして、そのような考え方のお蔭でさらにお金持ちになっていきます。
  1. 被害者意識が強い
    貧困に陥りがちな人は、被害者意識が強い人が多いです。貧困に陥ってしまったのは、自分が悪いわけではなく、可哀想な被害者だからだと思っています。
    生活保護受給者には被害者意識が強い人が多いです。一般に、20歳から80歳まで60年間、生活保護費を受給すると、生涯で9千万円超のお金を受け取ることになります(13万円×12ヶ月×60年)。ほぼ一億です!
    しかし、彼らは自分が可哀そうな被害者だと思っているので、働かずに一億近いお金を貰っても、まだ自分は人並みの生活も遅れない可哀想な弱者だと思っています。感謝の気持ちはありません。
    (たち)が悪いのは、このような人達の多くが「自分は弱者だから支援しろ」と声高に主張しておきながら、自分より弱い相手には徹底的に横暴な態度をとることです。
  1. 逃げ癖がついている
    貧困に陥りがちな人は、逃げ癖がついています。問題から逃げ、先送りし、気付かぬふりをすることで、自分を誤魔化しています。何か問題が起こると、考えるより先に勝手に体が逃げています。長年の癖なので、そう簡単には治りません。直すには時間と忍耐が必要です。
  1. 本当の自分を受け入れられない
    貧困に陥りがちな人は、本当の自分を見ようとしません。窮地に陥っている時でも、心のどこかで「こんなのは本当の自分ではない」「本当の自分はもっと違うはず」と思っています。
    本当の自分を受け入れないので、変わることもありません。
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  1. 向上心がない
    貧困に陥りがちな人は、向上心がありません。現状が維持できていれば、とりあえず良しとする傾向があります。そのため、勉強や資格習得などの努力をしません。ブラック企業で自分をすり減らしながらも、転職をしない人達も同じです。現状に対する不満よりも、未知のものに対する恐怖のほうが大きいので、不平をこぼしながらも現状にしがみついているのです。
    しかし、「現状維持」は、実質的には「後退」です。なぜなら、世の中も周り人も常に変わっているからです。その中で自分だけが立ち止まっていたら、取り残されてしまうのは当然です。
  1. 自暴自棄になりやすい
    貧困に陥りがちな人は、基本的にコツコツ努力することが苦手です。稀にコツコツ努力ができても、小さなつまずきやちょっとした失敗ですぐに自暴自棄になり、粗暴な言動をとってしまいます。そして、そのような言動がさらなる不幸を呼び寄せていることに、気が付いていません。
  1. 心にも懐にも余裕がない
    お金に余裕のない人は、心に余裕がありません。どうでもいい事で24時間、キレています。例えば、すれ違いざまに目が合ったとか、満員電車の中で押されたとか、駐車場で隣に停めた車が気に入らないなど、些細な事ですぐに核戦争を始めようとします。
    スーパーのレジ係のような立場の弱い相手に、過剰な怒りをぶつけるのもこの手のタイプです。
  1. 道徳心が低い
    貧貧困に陥りがちな人は、道徳心が低い人が多いです。物を盗んでも、盗んだ自覚さえない人もいます
    踊子は何度も盗難に遭ってきましたし、盗難の現場も目撃したことがあります。盗んだ物がお菓子一個だったり、ボロボロの自転車だったら、「これぐらいは盗みではない」と謎の理論を持ち出します。
    つい最近では、スーパーの前に停めたあった私の自転車のカゴの中を漁っている高齢男性を目撃しました。その男性は私が近づいた時も、持ち主とは思わなかったのか、カゴの中を漁り続けていました。
    見かねて注意すると、「友達の自転車だと思った」などと訳の分からない嘘をついて逃げていきました。身なりから判断するに、ホームレスに近い境遇だったのかもしれません。幸いにも貴重品は身に付けていましたが、財布にキャッシュカード、クレジットカード、挙句の果てには身分証明書まで盗まれたら、たまったものではありません。「このくらいいいだろう?」は盗む側の論理であって、盗まれた側にとってはボロボロの自転車でも貴重な足なのです。
    私は彼が嘘をつかなければ、少額の現金をお渡ししようと思っていたのですが、その言葉を聞いて同情心は霧散してしまいました。それは踊子にとっても、彼のためにとっても残念な出来事でした。彼に道徳心が残っていれば、これまでにも何回か援助の手が差し伸べられたかもしれませんが、道徳心のない人を助けたいと思う人は稀でしょう。
  1. 自分に甘く、他人に厳しい
    貧困に陥りがちな人は、自分にとことん甘い人が多いです。自分の心も体も甘やかしがちです。
    また、自分のミスには寛大ですが、他人のミスは徹底的に糾弾します。
    また、自分が困っている時は当然のように他人が自分を助けるべきだと思っています。そのため、思っていたような助けの手が差し伸べされないと、逆恨みします。
    一方で、他人が困っている時は見て見ぬふりをします。
  1. 常に不安を感じている
    貧困に陥りがちな人は、常に不安を感じています。その一方で不安からは目を逸らし続け、不安の正体を知ろうとはしません。
    人は不安を感じると、生存本能が活性化し、生き残るために何かしなくてはという気持ちになります。しかし、貧困に陥りがちな人は、この本能からの指示を無視し続けます。その結果、常に漠然とした不安を感じながら生きることになります。
    「何だか不安なんです」と言いながら、不安を放置してしまっては、不安は大きくなるばかりです。まずは、不安の正体を確かめましょう。老後、貯金額、年金、仕事、病気、挙げたらキリがありませんが、敵を知らないことには、敵を倒せません。

    プロの野球選手もサッカー選手も、自己鍛錬と同じくらい、敵の徹底的に時間とエネルギーを費やします。「どうしたら倒せるのか」、「弱点はどこか」、それを知らずに闇雲やみくもに戦っていても無駄な時間とエネルギーを消費するだけです。

    踊子もずっと漠然とした不安を抱えていましたが、現実から目を背けてきました。「年をとったらどうするの?」と、家族や友人に度々、訊かれましたが、その度に耳を塞ぎ、できるだけ考えないようにしてきました。その結果が、このていたらくです。
    まずは不安の正体を知り、敵に対する情報を収集しましょう。収入を増やす方法はないのか、無駄なお金を使っていないだろうか、株式投資はどのようなものだろうか…不安の正体を突き止めれば、このフェーズに移行できます。

    一方で、問題を真正面から見つめたら、問題の大きさに圧倒されて立ち向かう気がなくなってしまうかもしれません。踊子もそうでした。この年齢で貯金ゼロ、本業も失い、収入も200万円をきっています。持ち家もありませんし、健康問題も抱えています。「頑張ってももう遅い」と何度も思いました。
    でも、たった一つでも行動できれば良いのです。それが次への自信につながり、一つ、また一つと徐々に変わっていきます。

    還暦の人でも、人生はまだ30年も残っています。残り30年間を何の努力もせず、ずっと這いつくばって生きますか。諦めたら、そこで試合終了です。30年あれば、何か一つぐらいはできるはずです。
    カーネル・サンダースがフランチャイズビジネスをスタートさせたのは65歳と言われています。諦めないでください。当ブログの読者の中からも、第二のカーネル・サンダースが生まれるからもしれません。
  1. 自分を大切にしない
    貧困に陥りがちな人は自分にはとことん甘いです。が、かと言って自分を大切にしているかと言うと、そうでもありません。
    健康に気を遣わず、病気になっても病院へ行きません。虫歯があっても治療しません。部屋の中はゴミだらけで、お風呂に入らないこともしばしばです。
    一方で、暴飲暴食、飲酒、喫煙など自分を甘やかし、駄目にする行為はずっと続けます。
  1. 人を大切にしない
    貧困に陥りがちな人は、自分も大切にしませんが、人も大切にしません。人間関係そのものが希薄です。家族関係との繋がりも切れ、恋人、友人もいない人が多く、基本的に孤独です。
    しかし、幸せは人と人との関係の中で生まれるものなので、人との繋がりを断っているいると、幸せにはなれません。すべての面で縮小していってしまいます。
  1. 上辺だけで物事を判断しがち
    貧困に陥りがちな人は、自分では頭が良いと思っている人が多いです。学業成績が振るわなかったとして、なぜか自分は頭が良いと思っています。
    そのため、何事に対しても上辺だけを見て、すべてを分かったような気になります。本質を見ませんし、物事を深く掘り下げて考えるのが苦手です。
  1. 低きに流れる
    貧困に陥りがちな人は、選択肢が二つあったら、必ず「楽な方」、「苦しくない方」、「努力しなくてすむ方」を選びます。正しい動機に裏付けられた選択はしません。
    しかし、「苦しい方」、「大変な方」、「努力が必要な方」こそが利益をもたらします。
    「水は低きに流れる」という言葉があるように、貧困層は常に低きに流れます。
  1. お金の勉強をしない
    貧困に陥りがちな人は、人一倍お金が欲しいとは思ってはいますが、お金の勉強はしません。今更、お金の勉強をしても無駄だと思っています。または、お金の勉強をするよりは、働いたほうが儲かると思っています。
    例えば、貧困に陥りがちな人はお金の勉強や将来設計に時間を費やすよりも、目の前の時給1,000円のアルバイトを選びます。

    しかし、あなたがお金の勉強に費やした時間は、将来、大きな利益となって返ってくる可能性があります。お金を働かせる方法を習得すれば、お金はあなたが寝ている間も働いてくれます。
    また、すぐには利益とならなくても、お金の勉強で得た知識は悪徳商法からあなたを守ってくれます。お金を守る方法も学びましょう。
    かく言う踊子もお金の勉強を始めた頃は、「こんな事に時間を使っている暇があったら働らかなくては」と焦っていました。しかし、この時間が数年後、数十年後に時給1,000円のアルバイトの何倍ものリターンをもたらしてくれると信じています。
  1. 時間がない
    貧困に陥りがちな人は時給の安い仕事、効率の悪い仕事、無駄に拘束時間が長い仕事に就いているので、常に時間がありません。また、通勤に不便な地域に住んでいたり、時給の安いアルバイトを掛け持ちしている人も多く、時間に追われて、将来の事を考える余裕がありません。
    その結果、転職、勉強、自己研鑽に費やす時間もなくなり、低賃金の仕事に就いたまま何年も過ごしてしまいます。

    しかも、低賃金でも生活はなんとかしていけるので、思い切って生き方を変える決心もつきません。
    しかし、今の年齢で生活がギリギリという事は、老後破綻が確実に来ることを意味しています。

    一旦、立ち止まって、自分の生活を見直し、将来をじっくり考えてみましょう。走りながらでは、深く考えることはできません。深く考えるには、立ち止まることが必要です。

    また、貧困層は時間があっても、仕事で疲れ切って何もできなかったり、やる気が出ないのでダラダラとゲームやネットサーフィンなどをして無駄な時間を過ごしてしまいます。
    ゲームやSNSはお手軽でお金も掛からない娯楽ですが、SNSに何万時間を費やしても後には何も残りません。ましてや、誰かの炎上動画にコメントして、知らない誰かと不毛なバトルを繰り広げるなどもってのほかです。楽しめないどころか、余計なストレスを増やすばかりです。
    SNSがすべて悪いとは言いませんが、どうせ観るなら、お金の勉強や副業のアイデアに繋がる動画を観ましょう。
    さらに言えば、SNSを観るだけの人から、SNSを発信する側に回って、SNSで収入を得る人になりましょう。

    そう言っている踊子は、未だにSNSでの収入はゼロですが…
  1. 住環境が悪い
    貧困に陥りがちな人は、住環境が悪いことが多いです。住環境が悪いため、自宅にいても心身共に休めず、ストレスが増し、問題に対処する気力が失せてしまいます。
    住宅というのは人生を大きく左右する重要な要素です。住環境が悪ければ、落ち着いて考えることもできませんし、勉強もできません。やる気もでません。人生すべてのパフォーマンスが下がってしまうのです。

    「バビロンの大富豪の教え」という本の中には、「より良き所に住め」というアドバイスがあります。このアドバイスは古代バビロニア人だけでなく、現代の日本人にとっても有益なアドバイスです。
    収入と家賃はほぼ比例しているため、住民の質は家賃によって決まります。タワマンにDQN住んでいませんし、生活保護受給者も住んでいません。
    また、経済学者のエンリコ・モレッティ氏も「年収は住む所で決まる」と書いています。この本はベストセラーにもなっていますが、これは多くの人が彼の意見に共感していることを示しています。
    良い住環境を手に入れる努力をしましょう。
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年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学 | エンリコ・モレッティ, 安田洋祐(解説), 池村千秋 |本 | 通販 | Amazon
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  1. 常に後手ごてに回る
    貧困に陥りがちな人は基本、受け身なので後手に回りがちです。自ら能動的に動くことは稀です。自ら能動的に動くことがあるとしたら、それは余程の危機感に襲われて逃げる時ぐらいです。
    問題があってもギリギリまで放置してしまうので、気が付いたら手遅れになっています。火は小さいうちに消しましょう。
  1. 節約ができない
    貧困に陥りがちな人は、節約ができないというよりは、節約が下手です。財布の紐を締めるところと、締めなくてよいところを間違えがちです。
    例えば、節約のため極端な節水をしているのに、毎朝、出社前にスタバやコンビニでコーヒーを買うなど、行動が矛盾しています。
    踊子の知り合いには、ティッシュペーパー1枚を惜しむくせに、冷蔵庫の中で初かつおのたたきを腐らせている人が実際にいました。
    ちなみに、スタバやコンビニのコーヒーに費やすお金は、「ラテマネー」と呼ばれています。
    「ラテマネー」は習慣化しやすく、なかなか止められないので危険です。しかも、塵も積もれば何とかで、年間では無視しきれない額になります。
    ちなみに、スタバの一番安いコーヒー(税込 380円)を週に5日飲み続けると、年間で10万円近くになります!

    スタバやコンビニのコーヒーが止められない人は、会社にインスタントコーヒーを置いておいたり、マイボトルにコーヒーを入れて持参しましょう。
    余談ですが、世界的に節約志向が強まり、スタバの業績が落ちている中、日本法人だけは僅かではありますが、業績を伸ばしているそうです。
  1. 不健康な食生活
    世の多くの人は、貧困層の人は食べ物もあまり買えず、ガリガリに痩せていると思っているかもしれません。しかし、実は貧困層ほど肥満の割合が高いのです。
    なぜなら、安くて、カロリーの高い炭水化物ばかり食べているからです。特に、ファーストフード産業が盛んなアメリカでは、野菜や果物を買うよりもファーストフードのほうが安いので、低所得者層の食事はジャンクフード中心になりがちです。
    目先の安さに釣られて不健康な物ばかり食べていると、健康負債まで抱えてしまいかねません。気を付けましょう。
    残念ながら、低所得者は健康に対する意識が低く、逆に高所得者ほど健康に対する意識が高いので、金持ちと貧乏人の間には健康格差が生じてしまいます。
    所得の格差は、健康の格差に直結しているんですね。




    安くて美味しい炭水化物は、食べ過ぎてしまうことが多く、肥満を招きやすい食品です。また、ジャンクフードには中毒性があるため、歯止めが効かなくなります。
    ちなみに、アメリカはピザがめちゃくちゃ安いです!大手のデリバリーピザ店では、Mサイズ2枚で1,000円で売られています。

    しかし、貧困層がこうした食べ物の誘惑に弱いのには、他にも理由もあります。貧困層は長時間労働や肉体労働が当たり前なので、時間を掛けて健康的な手料理を作るよりは、手軽ですぐに食べられる物に走ってしまうからです。
  1. 睡眠の質が悪い
    貧困に陥りがちな人は、睡眠を軽視しがちです。しかし、睡眠は皆さんが思っている以上に重要です。
    睡眠時間を8時間確保している人を、怠け者だと決めつけるのもこの層の特徴です。睡眠時間が短くても、時間を無為に過ごしているのなら、誇れることはありません。
    十分な睡眠がとれないと、人生すべての面でパフォーマンスが落ちます。一日の疲れをとり、脳を活性化させ、クリアで明晰な思考を保つためにも、8時間は睡眠を確保しましょう。

    また、貧困に陥りがちな人は寝具にも気を遣いません。寝具の質以前の問題として、布団も干してなかったり、枕カバーやシーツが汚れたままだったりします。
    一方、睡眠の大切さを知っている富裕層の人は寝具にお金を惜しみません。寝室もぐっすり眠れるように、快適に整えています。

    踊子も生活に余裕ができたら、真っ先に睡眠の質を改善したいと思っています。睡眠、住環境、食事が人生に及ぼす影響は大きいです。

まとめ

長くなってしまいましたが、貧乏人の特徴26選をお伝えしました。こうして特徴を挙げていくと、私も含めて、貧乏人はなるべくして貧乏になっていることが分かります。漫画カイジに出てくるダメダメな登場人物たちのようです。
しかし、はたからはよく分かっても、本人は驚くくらい気が付かないものです。そこもまた、カイジに出てくる登場人物たちのようです。

漫画 カイジ

しかし、貧乏でも立派な人はいますし、自分の努力不足ではなく、様々な事情により、今は貧困に喘いでいる人もいるかもしれません。
今、心が弱っている人、心身の病気を抱えている人は無理をしないでください。まずは元気を取り戻すこと、病気を治すことが最優先です。

でも、いつか元気になった暁には、この記事を思い出してくださいね。
自分改革に「遅い」ということはありません。例えば、今80歳の人が50歳に戻れたら、「今更遅い」なんて考えずに、色々なことにチャレンジすると思いませんか。だって30年もあるのですから。
一度きりの人生です。自分を変えたいと思っている人は、まずは最初の一歩を踏み出してみましょう。そして、踊子と一緒にお金に困る人生から脱出し、経済的自由、選択の自由、人生の自由を勝ち取りましょう!

余談

先日、数年ぶりにKFCに入ったら、値段が高くて驚きました!

御徒町駅前のKFC
御徒町駅前店の二階席

バーガー、サイドメニュー、飲み物など一通り頼んだら900円ぐらいします!もはや、ファーストフードの価格ではありません!
ちなみに、Sサイズのアイスコーヒーの価格は250円でした!コンビニだったら、コーヒーをカフェラテにグレードアップしてもお釣りがくる価格です!

しかも、御徒町駅前という立地条件もあって、店内は狭く、トイレも貸してもらえませんでした。同じ金額を払うんだったら、道の向かい側のジョナサンのほうが快適そうでした。

興味深かったのは、KFCで1,000円近い金額を払って食事をしている人達の大半が懐に余裕のなさそうな人達ばかりだったことです。
対照的に、向かいのジョナサンで食事をしている人達はお財布にも心にも余裕がありそうな印象でした。
「貧すれば鈍する」という言葉のとおり、KFCで食事をしている人達には同じ金額を払ってジョナサンでゆったり食事をするという考えがまったく浮かばなかったのです。また、もはやファーストフードの価格ではなくなっていても、何の疑問も抱かずにお金を払ってしまう人達でした。

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