交通系ICカードの販売が中止されていたって知ってますか?

その他いろいろ

2023年頃から交通系ICカードが買えなくなっていた

皆さんはSuica(スイカ)やPASMO(パスモ)などの交通系ICカードの新規発行が、2023年頃から停止されていたのをご存じでしょうか?
発行が停止されていた理由は、世界的な半導体不足でした。2020年後半から徐々に始まった半導体不足は、2021年にはグローバルレベルの供給不足へと拡大しました。
一時期は半導体生産のトップを走っていた日本でICチップが不足するなど、私のような昔の人間には俄かにわには信じられないことでした。しかし、つい最近までJRでも私鉄でも交通系ICカードは購入できなかったのです。

半導体不足の原因は、新型コロナウイルスの影響による生産縮小や半導体需要の急速な増加などです。半導体チップはスマートフォンや家電製品、自動車、その他ありとあらゆる製品に使用されています。近年、半導体の用途は拡大する一方です。
また、中国やインドなど人口の多い発展途上国での半導体需要が急増しているのも、半導体不足の一因と言われています。
この半導体不足は2022年頃から徐々に改善され、2024年には供給が安定すると予想されていましたが、2024年末の現在でも完全には回復していません。

記名式の交通系ICカードの発行が再開

SuicaやPASMOなどの交通系ICカードは、記名式のもののみ2024年9月より発行が再開されました。残念ながら、無記名式ものは引き続き発行が中止されています。通勤・通学に交通系ICカードを使用される方々にとっては朗報ですが、私のように不規則なアルバイトだけれども、頻繁に公共交通機関を使用する者にとってはちょっと残念なニュースです。今までどおり、毎回、切符を購入するか、スマホのおサイフケータイを使用することになります。

ICカードの代わりにおサイフケータイで対応

このおサイフケータイですが、安いスマホの場合はおサイフケータイ機能が付いていないことも多く、私のスマホも対応していませんでした。ですので、毎回、券売機で切符を購入したり、バスの場合は小銭を用意したりしなければなりませんでした。これが現代人にとっては結構、苦痛でした。特に、乗り換えが多い日はかなり面倒に感じました。

私の場合、以前、使っていたスマホにはおサイフケータイ機能が付いていましたので、何も考えずに手元にあったPASMOカードからおサイフケータイに切り替えていました。
PASMOカードからおサイフケータイに切り替える際には、カードの裏面に記載されている番号の下4桁を入力することになっています。この番号を入力すると、自動的にそのカードは使えなくなります。

私はそれを知らなったため、おサイフケータイに切り替えた後も使えるものだとばかり思っていました。スマホをバキバキに割ってしまった後で、ICカードを使おうとして初めて、そのカードが使えないこと、そしてもう新しいICカードは購入できないことを知りました。
それが、私がICカード難民になった瞬間です。

皆さんもご存じのように、ICカード購入時にはデポジットとして500円が取られます。その500円はICカード廃棄時に窓口に持っていけば、返金してもらえます。ただし、カードを購入した駅でなければ返金してもらえませんので、注意が必要です。それが面倒で500円を払い戻してもらわないまま、カードを廃棄してしまう人も少なからずいるようです。
この謎のデポジットシステムもちょっとムカつきませんか?これって、本当に必要なのでしょうか?鉄道会社の都合を一方的に、且つ、上から目線で押し付けられているようで、気分が悪いです。止めてもらいたいものです。
こういう消費者を舐めきった殿様商売は、みんなが声を上げないと変わっていきませんね。いつか消費者の声が鉄道会社にも届くと良いのですが…

おサイフケータイの注意点

おサイフケータイは非常に便利ですが、一点だけ注意があります。スマホを壊したり、紛失した場合、おサイフケータイに預け入れておいたお金は戻ってこない可能性が高いということです。
機種変更をする場合は、スマホを変える前にしかるべき処置をしてちゃんとデータを以降することができるのですが、突然、故障したり、紛失した場合、しかるべき処置ができませんから、チャージしておいたお金は返ってこないことが多いのです。
それを防ぐためには、チャージする金額をできるだけ少なくし、必要最低限の金額だけをおサイフケータイの中に入れるようにすることしかありません。
毎回、千円ずつチャージするのはちょっと面倒ですが、クレジットカードからの引き落とし設定にしておけば、画面を数回タップするだけでチャージができます。
私の場合、おサイフケータイに一万円ほどまとめてチャージしていたのですが、ほとんど使ってない状態でスマホをバキバキに割ってしまったので、データも復旧できず、諦めるしかありませんでした。

そのおサイフケータイにはnanacoも入れていて、nanacoにも千円ほどチャージしていましたが、そのお金も返ってきませんでした。
nanacoは機種変更時の操作が面倒で、スマホが壊れていなくても、上手くできた試しがありません。
昔はnanacoもお得感があったのですが、最近ではあまりお得感が感じられないサービスになってしまったので、おサイフケータイに入れるのはお勧めしません。

コンビニの話

話はちょっと脱線しますが、セブンイレブンも最近はあこぎな商売をするようになりましたね。昔はコンビニの中では一番美味しいと評判が良かったのですが…最近では上げ底弁当など、悪い噂しか聞きません。

長年、デフレが続いており、スタバやコンビニなどは苦戦を強いられてきましたが、今年は、ファミリーマートやローソンなどは軒並み増益だったそうです。増量キャンペーンが功を奏したのかもしれません。
一方、収益が赤字だったコンビニはセブンイレブン1社だけだそうです。消費者の評価がはっきりと現れた形になりました。

ファミリーマート

ローソン

貧困層の食生活

踊子はもうオバチャンですが、外で働いている時などは安くてボリュームのあるコンビニの総菜パンや菓子パンばかり食べてしまいます。ファミマやローソンの大きなパンは、一つでもお腹がいっぱいになる量です。お財布には優しいのですが、カロリーは恐ろしく高いです。こういう食生活をしていると、健康負債が積りに積もって、最終的には高くつくと分かってはいるのですが、つい目先の利益ばかり追いかけてしまいます。

世間の人は、貧困層というと、お金もなく、食料もあまり買えず、痩せているイメージを持っているかもしれませんが、実は低所得者ほど肥満の割合が高いのです。
なぜなら、安くて、カロリーの高い物ばかり食べているからです。これは日本に限ったことではなく、世界共通の現象です。特に、ファーストフード産業が盛んなアメリカでは、野菜や果物を買うよりもファーストフードのほうが安いので、低所得者層の家庭ではジャンクな物ばかり食べることになります。

余談ですが、アメリカはピザがめちゃくちゃ安い!
大手のデリバリーピザ店では、Mサイズ2枚が1,000円!

低所得者は健康に対する意識が低く、高所得者は健康に対する意識が高いので、お金持ちと貧乏人の食事には自然、差がでます。つまり、所得の格差は健康の格差に直結しているのです。
これ、アメリカでは何十年も前から常識になっています。この事は日本でも次第に認知されつつありますが、福祉関連の人達など、生活保護世帯と関わりのある人達はずっと前から肌で感じていました。けして、公には語られない事実です。

しかし、最近ではファーストフードも値上がりしつつあり、低所得者層が気軽に食べられる物ではなくなりつつあります。
アメリカでは2024年現在、マクドナルドのビッグマックの単品価格は5.69ドルで、約904円です。*
しかし、マックが値上がりしたからと言って、低所得者層がジャンクフードを食べるのを止めるわけではなく、マックから別の安い加工食品に移行するだけです。

* ビッグマックの価格は国によって異なり、物価水準の違いを比較する指標として「ビッグマック指数」が使われます。

先進国のホワイトカラー層では、太っている人やタバコが止められない人は「自己管理できない」人とみなされてしまいます。
安くて美味しい炭水化物は、食べ過ぎてしまうことが多く、肥満を招きやすい食品です。また、ジャンクフードには中毒性があるため、自制心が効かなくなります。
しかし、貧困層がこうした食物の誘惑に弱いのには、理由もあります。貧困層は長時間労働や肉体労働が当たり前なので、健康的な手料理を作って食べるよりは、すぐにそして簡単に空腹を満たしてくれる物に手が伸びてしまうのです。また、貧困層では健康的な趣味や娯楽に費やすお金や時間があまりないため、食べ物でストレスを発散しがちです。
実は私も上記の特徴にことごとく当てはまっているので、自戒せねばと思っています。





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