今まで、ゴールドなんてまったく関心のなかった踊子が、急にゴールドのインゴットを買おうと思い立ったのは2025年の初夏でした。
それまで純金積立さえしたことがなかったのに、インゴットを買うなんて凄く恐ろしい事のように感じたのを覚えています。
今回は、そんな投資初心者の踊子が、おっかなびっくり、御徒町までインゴットを買いに行った時の話をします。
ゴールドのインゴットはどこで売っているのか?
ゴールドのインゴットは、「地金商」から購入できます。
「地金商」とは、ゴールドやプラチナなどの貴金属の地金を製造・販売する事業者のことです。また、地金を販売するだけでなく、買い取りもしています。
大手の地金商と言えば、田中貴金属、東京貴金属地金店、三菱マテリアル、日本マテリアルなどが有名です。
その中で購入手数料が一番安いのは日本マテリアルです。手数料が一番高い田中貴金属と比較すると、その差は約2倍です。
ご参考までに、各社の手数料の比較表を貼っておきます。

どの地金商でも、100グラムを超えるインゴットは
手数料が無料になるため、表には載っていません。
注:インゴットは購入時も売却時も手数料が発生しますのでご注意ください。
御徒町にある日本マテリアル本店に行ってきた!
調べたところ、ゴールドのインゴットはインターネットでも購入できるみたいです。しかし、インゴットなんて買うのは初めてですし、自分の目で確かめないと不安だということで、御徒町にある日本マテリアル本店まで行ってきました!

日本マテリアル本店は御徒町駅から少し離れた、大通り沿いにあります。高級感漂う店構えに圧倒されてしまいましたが、勇気を出して入ってみると、高級宝飾店のような雰囲気はなく、もっとビジネスライクな雰囲気でした。
平服で来ている方が多く、ポロシャツにジーンズという恰好の踊子でも浮きませんでした。
今は普通の人が普通にゴールドのインゴットを買う時代なのです。
ちなみに、御徒町駅のすぐ近くに日本マテリアル御徒町店がありますが、こちらは小ぢんまりとしていて、品揃えも少ないので、最初から本店を目指しましょう。

何をしているのかよく分からない御徒町店
インゴットを購入する際の注意点は、以下の二つです。
- 顔写真付きの身分証明書が必須
売却時だけでなく、購入時にも身分証明書が必要になります。 - 支払いは現金または銀行振り込みのみ
クレジットカードは使えません。
*印鑑は不要です。
<具体的な購入手順>
1. 受け付けに、予算と希望するグラム数・個数を伝える。
2. 奥の個室に通されたら、必要な情報を書類に記入し、支払いを先に済ませる。
3. 金庫からインゴットが運ばれてくる。
4. 「計算書」に書かれているシリアル番号とインゴットの刻印を照合し、受取り書に署名する。
5. インゴットを受け取る。

クレジットカードや小切手は使用不可
ちなみに、インゴットの店頭に表示されている「本日の金価格」には、消費税10%が上乗せされています。購入時に支払う税金は、消費税のみです。



ここで会計を済ませ、インゴットを受け取る
安全第一
注:ゴールドのインゴットは貴重品ですので、厳重に管理されています。コンビニのように、レジでさっと払って、さっと受け取ることはできません。
ゴールドのインゴットを購入すると、「計算書」が発行されます。これが購入証明書の代わりになります。
証明書には購入者名や購入日、金額、ゴールド相場、品名、製造番号、ゴールドの純度、重さなどが記載されています。
計算書は再発行してもらえませんので、失くさないようにしましょう。踊子は原本とは別にコピーも保管しています。
計算書を失くしてもインゴットの売却は可能ですが、計算書がないと、売却時の税金が増える可能性があります。

インゴットはインターネット注文もできる!
大手の地金商では、インターネット注文にも対応しています。オンラインショップが開いている時間(午前中のみの場合が多い)にアクセスし、カゴに商品を入れ、ポチっと押せば完了です。
後は、指定時間までに指定された口座にお金を振り込めば、1週間後には宅配便で自宅にインゴットが届きます。
宅配便には盗難・紛失保険が掛けられていますので、ご安心を!
2025年末から2026年初旬までは、どの地金商もインターネット販売を中止していたのですが、2026年6月現在はインターネット販売を再開しています。

お住まいの地域によっては、店舗まで足を運ぶよりも、送料のほうが安くなる場合がありますので、是非、ご検討ください。
また、店舗から近い場合でも、往復の時間や労力を考えると、インターネット注文を利用する価値はあると思います。
ご参考までに、日本マテリアルのインゴットの送料を記載しておきます。

※200万円以上購入した場合は、顔写真付き身分証明書をFAXで提出する必要があります。
インゴットの保管方法
純金積立と違って、インゴットの場合は現物ですから、購入後の保管には気を付けなくてはなりません。
大量のインゴットを保有している富裕層は、銀行の貸金庫に入れて保管しているようですが、庶民の場合は箪笥の中に保管している方が多いかもしれません。
インゴットを自宅で保管する場合、一番怖いのは盗難と火事です。
持ち運びのできる小型の耐火金庫ならリーズナブルなお値段で購入できますので、そのような物を買って、宝飾品と一緒に保管しておくといいかもしれません。
小型の金庫なら隠し場所にも困らないでしょうし、何かあった時はそのまま持って逃げられます。
但し、あまりにも安価な物を選んでしまうと、耐火性が低く、耐火金庫の役割を果たさない可能性があります。
ゴールドは融点が約1,064℃と比較的高いため、火事でも溶けずに残ります。1,064℃を超えるような大規模火災では溶けてしまう可能性がありますが、冷えると固まりますので、運良く焼跡から見つけ出せれば資産価値は保てます。
一方、ダイヤモンドは1,000℃以下の熱で溶けて小さくなり、最後は二酸化炭素となって消えてしまいます。

ちなみに、純金の硬度は人間の爪よりも少し硬いぐらいです。ゴールドは傷付きやすいので、アクセサリーにするときは、、銀や銅などを混ぜて硬度(強度)を高めています。
購入時の注意点
売却時の税金まで考慮して購入するなら、大きなインゴットではなく、小さなインゴットを購入しましょう。
小さなインゴットを少しずつ売れば、売却益を50万円以下に収めることができ、節税になります。また、確定申告も不要になります。
遺産分割の場合でも、大きなインゴットを一つだけ持っているよりは、小さなインゴットに分けて保有しているほうが、争いが避けられるでしょう。
また、購入時には数年先のゴールド価格を予測して、グラム数を選択する必要があります。
今のペースでゴールド価格が上昇していくと、数年後には20グラムのインゴットでさえも、売却益が50万円を超えてしまうかもしれません。
売却時の注意点 ― 税金
ゴールド投資の基本は「ガチホ」です!長く保有すればするほど、利益は大きくなります。
しかし、手持ちのゴールドを売却しなければならない時もあるかもしません。
そんな時のために、ゴールド売却時の注意点をまとめてみました。
売却時の一番の問題は「税金」です。売却益にかかる税金を減らすためには、以下の4点に気を付けましょう。
1. ゴールドを売却して得た売却益は、「譲渡所得」として扱われる
「譲渡所得」は所有期間が5年(長期)を超えているか、5年以下(短期)かによって税率が大きく変わります。
短期譲渡所得の場合は税率 39.63%、長期譲渡所得の場合は税率 20.315%です。
年間の売却益が50万円以下であれば、短期でも長期でも非課税になります。
年間の売却益が50万円を超える場合は、短期か長期かによって税率が変わります。
短期譲渡所得の場合は、「売却益から50万円を差し引いた額」に39.63%が課税されます。
長期譲渡所得の場合は、「売却益から50万円を差し引いた額に0.5を掛けた額」に20.315%が課税されます。
5年以下:売却益 − 特別控除50万円
5年以上:売却益 − 特別控除50万円×1/2
2. 売却益が50万円を超える場合は、確定申告が必要
年間の金の売却益(特別控除を引いた後)が50万円を超える場合は、確定申告が必要になります。
また、一回の売却金額が200万円を超える場合は、買取業者によって税務署に「支払調書」が提出されます。
インゴットは購入時にも身分証明書を提示しており、売却時は支払調書が提出されるので、購入・売却はすべて税務署に把握されています。申告漏れには気を付けましょう。
3. 売却は少しずつ
小さなインゴットを複数購入し、まとめて売らずに、少しずつ売却しましょう。
売却益が50万円以下であれば、非課税になります。
4. 売却には手数料がかかる
買取手数料は業者によって異なりますが、通常、売却益の約1~3%と言われています。
50gのインゴットを売却した場合、手数料は4,400円〜6,600円程度になります。
一般的に、市中の買取業者に買い取ってもらうよりは、購入元である地金商に買い取ってもらうほうが適正な査定を受けられると言われています。
「買取手数料、無料!」と謳っている業者の中には、その分、買取価格を不正に下げている所もあるので注意が必要です。

10g、5g、2g、1gと小さなインゴットも作られるようになった。
グラム数の小さなインゴットは人気が高く、常に品薄

金地金を購入するために朝から長蛇の列が出来ていた
今回の記事はいかがでしたか?この記事が皆様のお役に立ちましたら、「いいね👍」ボタンを宜しくお願いします。執筆活動の励みになります。
このブログはまだ読者数も少なく、Google検索にも引っ掛からないことがあります。
お気に入り登録をしてくださらないと、二度と見つからないかもしれません。当ブログの記事を続けて読みたいと思われた方は、お気に入り登録をお忘れなく。
コメント