【ディフェンシブ株の罠】安定なんて嘘だった?!電力株を損切りして、塩漬け回避

お金のこと

2026年も後、3ヶ月で終わりますが、皆さんの今年の運用成績はいかがだったでしょうか?
昨年に引き続き、今年もS&P500やオルカンが絶好調でしたね。「今年は株で損をした人がいない」とか、「損をするのが難しい年」と言われています。きっと、皆さんの資産も爆増したのでしょうね。

実は、踊子は資産爆増どころか、マイナスです。こんなブログを運営しているにもかかわらず、含み損があるのは恥ずかしい限りなのですが、皆さんの参考になればと思い、自ら恥を晒します。
投資は成功談よりも、失敗談のほうが学ぶ点が多いと言われています。ご興味のある方は、どうぞ最後までお付き合いください。

安定重視でディフェンシブ株に投資をしたが…

AIブームの次の投資先として、「電力・インフラ関連株」が素人投資家に注目されるようになったのは、2025年末あたりからです。
しかし、プロの投資家は2024年末ぐらいから、既に電力・インフラ関連株に注目していました。
その頃、多くのNISA民はやっと投資のスタートラインに立ったところでした。

2025年になって、ちょっと金融知識をつけた素人投資家が、「これからは電力株」だとばかりに、一斉に電力株に飛びつきましたが、その時がピークで、後は下がる一方でした。
かく言う踊子も、ドヤ顔で電力株を買っていました…

ディフェンシブ株が安定しているなんて嘘だった?!

「ディフェンシブ株は不景気でも需要が減らないし、安心・安全。しかも、AIブームのお蔭で株価が上がっているから、あわよくば、爆益が狙えるかも…」と浅い知識で踊子が選んだのは、「XLU」という銘柄でした。
「XLU」はS&P500の中の公益事業セクターの銘柄で構成されたインデックスです。投資中級から上級者が選ぶ銘柄でした。

当時の踊子は、日本にも電力株のインデックス(NF電気・ガス)があることを知らず、非常に限られた選択肢の中から「XLU」を選びました。
今、考えれば、納得できない銘柄を無理して買うことはなかったのかなと思います。

しかも、当初の予定では、サテライトとして少額投資をするはずだったのですが、設定を間違ってしまい、気が付いたら踊子の保有銘柄の中で一番ウエイトが多い銘柄になっていました。

新NISA民、初めての塩漬け・損切りに悩む

XLUは私が買った時が最高値で、その後は何ヶ月もマイナスが続きました。途中からは積立ても中止し、ただ保有しているだけでしたが、それでも損失は大きくなっていきました。
それでも、「ディフェンシブ株なので、いつかは回復する」「中長期では利益が出る」と信じて塩漬けしていました。
新NISA民の踊子にとって、初めての損失と塩漬けです。

XLUの株価チャート(5年間)
5年間保有していても、運用益は少ない
XLUの株価チャート(28年間)
28年間も保有していれば利益は出るが、
シニアにはそんな時間はない…

しかし、株価が回復しない理由を調べていく中で、電力株はリスクが大きいことを知り、売却を決意しました。

電力株のリスクについては、以下の記事で詳しくまとめています。ご興味のある方はそちらをお読みになってください。

マイクロソフトが電力会社と大型契約

そんな中、今年の10月にGoogleとコンステレーション・エナジーが大規模な電力供給契約を結びました。
コンステレーション・エナジーは、XLUの上位構成銘柄です。コンステレーション・エナジーの株価と寸分たがわぬ同じ動きで、XLUの株価も一時的に上昇しました。

Googleとの契約が発表された10月6日に、
XLUの株価も上昇した

一時期は買値から20%近いマイナスが出て、損切りをしようとした矢先にこの出来事です。「もう少し待っていたら、もっと回復するのでは?」と希望を持ってしまいました。
しかし、この大口契約の効果は一時的なもので、再び株価はじりじりと下がり始めました。

結局、-7.2%のラインでこの銘柄に見切りをつけ、損切りしました。
額としては少額ですが、自分で考え、自分で選び、わざわざ自分で損失を招いてしまっただけに、損切りは痛かったです。

ちなみに「損切ライン-20%」は、投資のプロがどこかで言っていた言葉を何となく覚えていただけです。何の根拠もありません。たしか、その人は個別株で結構、リスクを取るタイプの投資家だったように覚えています。

一般的に、-20%の損切りラインは、「少緩い(損切りが少し遅い)」とされる設定です。
株価が-20%になると、元値に戻すためには+25%の上昇が必要になります。
もしも、これがS&P500だったら、「-20%」は「大暴落」と言われるレベルです。
短期間で株価が25%の上昇することは、中々、ありませんから、このラインを割ったら、回復にはかなりの時間がかかると覚悟すべきです。

一般的な損切りラインは、-5%〜10%とされています。
まだ損失を経験していないNISA民にはピンとこないかもしれませんが、損切りラインをあらかじめ設定しておくことは非常に重要です。「買値から10%下がったら売る」と具体的に決めておくことで、塩漬けを回避し、損失を最小限に留められます。
色々な株に手を出している人は、銘柄ごとに損切りラインを設定しておきましょう。

長期のインデックス投資では、基本的に損切りは不要です。
個別株やレバレッジ取引の場合は、厳格な損切りラインが必要となります。

上の表は、あくまでも一般的なルールを表したものです。ケースバイケースで、ご自分で調整してください。

自分で計算するのが苦手な人は、証券会社の画面に表示される評価損益を「円」から「パーセント」に切り替えておきましょう。損失のパーセンテージが簡単に分かります。

楽天証券の取引画面

早目に損切りして、本命インデックスに再投資

損失の出ている株を損切した後は、戻ってきた資金を本命にインデックスに投資しました。
今年はずっとマイナスでしたが、今は少しだけ利益が出ています。年初からコツコツとインデックス投資をしてきた人とは、大きな差が出ていると思います。
しかし、2025年をマイナスで迎えずにはすみそうで、少し気持ちが楽になっています。

一度、売った株をまた買えるか?

踊子は暴落が怖くて、昨年末にS&P500とオルカンを全部、売却してしまいました。しかし、その後、考え直し、今度は日本株のインデックス投資(TOPIX)を再び始めました。

S&P500とオルカンではなく、TOPIXにこだわったのは、一度、売ってしまった銘柄を買い直すと損をするように感じていたからです。
多くの人がこれと同じような事を言っていますが、実際には同じ銘柄を買い直しても損失はでないんですよね。空白期間に得られなかった利益は「絵にかいた餅」であり、実損ではありません。ただ、何となく、損をしたような気分になるだけです。

それに気が付いたのは積立て投資を止めてから1年近く経ってからでした。今、やっと一度、売ってしまったS&P500とオルカンを買い直し始め、投資家として一段、ステージを上がったような気がします。
先日、偶然、杉浦太蔵氏の動画を観ていたら、杉浦氏も同じ事を言っていて、思わず膝を叩きました。

ご存知の方も多いと思いますが、杉浦氏は衆議院議員を辞めた後、株式投資で資産を爆増させた方です。
ご本人が「資産額は100億円以下」と言っていますから、少なく見積もっても十億円以上の資産はあるようです。

まとめ

いつ来るか分からない暴落を待ち続けて、積立投資を止めることは、私たち般庶民にとって得策ではないと思います。
私たちにできることは粛々と積立て投資を続けることだけです。

暴落は怖いですが、いずれは来ることを知っているのと、知らないのとでは精神的な余裕が違うと思います。
株式を売却する以外にも、暴落に備える方法はいくらでもあります。
色々な設定を見直し、節約をし、副業に励み、株式以外にも分散投資をし、現金を多めに持ち、借金を減らしておきましょう。

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